国の重要伝統的建造物群保存地区、鹿児島3大武家屋敷群の一つでもある、「入来麓武家屋敷群」。入来は、鎌倉時代に地頭職であった関東の渋谷氏がこの地に入り「入来院」と名乗って支配した荘園で、清色城を築き居城とし、明治維新までこの地を統治。
中性から近世の遺構が残り、歴史的景観が残る集落で、「入来支所」に隣接する「入来郷土館」には、歴史的、学術的にも価値ある資料が数多く展示され、文字通り、郷土の素晴らしい歴史の学習の場となっています。
特に「入来IRIKI」を一躍世界的に有名にした、アメリカのエール大学の教授朝河貫一博士の直筆サイン入りの貴重な「入来文書」もあります。1919年、入来に来られ、入来院家に伝わる「入来院家文書」を調査し、1929年に英文にて発表。日本の封建制度を知る上で世界的に有名となり大きな注目を浴びたとの事。誇れる宝です。
館長さんのご案内で、価値ある資料の数々を丁寧に解説していただきながら、貴重な歴史の宝庫であることに大感激!!次回は、もっと時間をかけて郷土館見学と武家屋敷群散策を楽しみたいところです。