「霧島市立和気公園 藤まつり実行委員会」主催の「藤まつり」が只今開催されています。
ここは、霧島市牧園町宿窪田にある「和気公園」。例年、4月中旬から5月初旬にかけて、公園全体に優しい色彩の藤の花が咲き誇り、花まつりが楽しめるとのことで、午前中からの用事を早めに切り上げ、藤の花ランドへと直行。
公園内に一歩足を踏み入れると、そこは、まさに藤の花ワールド。純白、薄紫、優しいピンクと美しい藤の花たちが見事に咲き誇り、濃密で清々しい独特の藤の香が漂っています。
4月21日(土)10時より、開花セレモニーとして式典・郷土芸能・棒踊り・霧島九面太鼓が披露されるようですが、今年の開花は昨年より早く、先週土曜日の14日より有料開催となっております。大人300円。
鹿児島県観光サイト情報によると、平成12年3月、岡山県和気町より寄贈していただいた23種類100本の藤の苗木は、地域住民の善意により大事に育てられ見事に成長し現在に至るようです。今年は15回目の「藤祭り」との事。
ぜひお出かけください.


ユニークな歴史満載のパワースポット「和気神社」


この時期、藤まつり開催で人気のスポット、「和気公園」に隣接するのが「和気神社」。
お祀りされているのは、和気清麻呂公。769年、宇佐八幡宮神託事件によって当時の権力者である道鏡によって大隅国に追いやられたが、後に中央政界に復帰し活躍した人物。
島津斉彬の命を受けた八田友紀によってこの地が和気清麻呂公にゆかりのある地であるとされ、昭和21年(1946年)創建されたとのこと。
なんと境内には、「和気ちゃん」という白猪が飼われており、立派な「白亥殿」があります。
案内板によると、「猪は和気清麻呂公の災難を救い無事道先案内役を務めた事から 当神社では交通安全の神と言われ和気公の随神・神使い・守護神と拝められている」とのことで大変ユニークな神社でもあります。交通安全、学問、子宝などにもご利益がありそう。
美しい藤鑑賞と共に参拝して、深い歴史を感じることのできるパワースポットでもあります。