薩英戦争の引き金ともなった生麦事件で不運の死を遂げたチャールズ・レノックス・リチャードソンの墓所は、横浜市中区の横浜外国人墓地にあります。何回か訪れるうち、他にも数か所外国人墓地があることがわかり、この「英連邦戦死者墓地」には数回訪れた記憶があります。
英連邦では、戦死者の遺体は本国に送還せず、階級差なく現地で埋葬するという原則が1917(大正6)年に決まり、英連邦戦死者墓地委員会が世界中にある英連邦戦死者の墓地を管理しており、なんと世界に2,500ヶ所、墓碑が約21,000ヶ所あるとのこと。
午後の暑さやや一段落後の16時半あたり到着。広々とした墓地は明るい陽の光の中、美しくきれいに整備され、墓碑とバラなどの植物たちとの対話が聞こえるようです。
イギリス区、オーストラリア区、カナダ・ニュージーランド区、インド・パキスタン区、戦後区等、広大な敷地が緑に囲まれ各区に分かれているようです。
17時閉門とのことで、今回は駆け足での訪問となり一部しか散策できませんでしたが、戦争についても色々と考えさせられる場所でもあります。