桐原の滝散策後、私が向かったのは、近くにある「溝ノ口洞穴」。到着したのは、16時半過ぎあたりの時間帯。ちょうど見物を終えた一組のカップルとすれ違い、中は暗いので懐中電灯を使った方がいいですよとアドバイスをもらって、周辺散策と岩穴の中散策開始。
入口の岩穴観音像に一礼し、奥へと進むも、当初懐中電灯がどこにあるかわからず、段々目を凝らして、アーチ型の天井や洞窟壁面、床面がうっすら見えてきましたが、撮影は無理でした。神秘の空間といった印象。
この岩穴は、地下水の浸食作用による凝灰岩で、入り口は横13.8m、高さ8.6mとのこと。
霧島山系の湧き水が侵食し、数千年の長い年月をかけて作られたといわれており、昭和41年6月関西大学探検隊の調査により、全長は、224mまで確認されているようです。地元の言い伝えによると、犬を中に入れたら高千穂の嶺に出てきたとの説があり、今でも洞穴からは、こんこんと地下水が流れ出し、浸食作用の名残を感じることができるとのことです。明るい時間帯の散策おすすめです。曽於市財部町大塚原。