先日、島津家ゆかりの地散策に同行した際、最初に訪れたのが、この「花尾神社」境内にある「丹後局の墓」等の石塔群。
『島津氏正統系図』などによれば、丹後局様は、「島津家初代島津忠久公」の生母。
花尾神社には数回訪れていましたが、なんと、この「安産・子授 丹後局の御墓 おこけ石」の表示に沿って参道を登り、石塔群と対面したのは初めて!!
静寂広がる空間には、細かく島津家の家紋が刻まれた「丹後局様の御墓」である多宝塔や、安産にご利益あると伝えられる「御苔石」、丹後局様が厚く帰依した僧永金の墓など、多数の石塔が並んでいます。
この「丹後局の墓(多宝塔)」表示板の右下奥にあるのが、「御苔石」。丹後局様が忠久公を出産する時、稲荷明神の助けで安産であったことから、特に安産の神としての信仰が篤く、石塔表面の苔をお守りに戴く習慣が残っているようです。
ただ、雨上がりの時など滑りやすい箇所もあるので、特に妊婦さんは用心したほうがよさそうです。