森市長表敬訪問終了後、私達一行が向かったのは、鹿児島観光の名所「仙巌園」。事前に関係者とやり取りさせていただき、11時過ぎには現地到着。ご紹介いただいた尚古集成館学芸員の方より、園内散策、及び御殿のニコライ二世とのゆかりの品や古写真等の説明を受け、当時を偲ぶひと時となりました。
山頂より噴煙立ち上る雄大な桜島と、青々と広がる錦江湾の絶景には、感動多しといった表情で、暑さの中、楽しんでおられました。
御殿に展示された、近代鹿児島での日露交流を今に伝える「甲冑や古写真」コーナーでは、熱心な質問が飛び交います。とりわけ、120年の時を越えて見事に現代に蘇った「薩摩焼の壷」には、皆様の関心も集中。
世界三大美術館の1つ、ロシアのエルミタージュ美術館に収蔵されている巨大な薩摩焼の壷。薩摩藩、最後の藩主・島津忠義公がロシアの皇帝・ニコライ2世に贈った深い友情の魂が込められた最高傑作とのことです。
先日、NHKでもドキュメンタリ―の放映があり、島津忠裕様の熱い想いと、十五代沈壽官様を中心とする陶工チームの素晴らしい連携で、見事に完成。
鹿児島とロシアの友好的な関係が更に拡大していけると強く確信するところです。
そして散策後は、「御膳所 桜華亭」での、美味しい薩摩料理に舌鼓。皆さんで楽しいランチタイムのひと時満喫となりました。