ここは、鹿児島市吉野町にある「吉野開墾社」跡地です。
1875年(明治8)、西郷さんは、朝鮮への使節派遣に反対されて帰郷し2年後、旧藩時代の牧場を大山綱良県令(知事)から払い下げをうけ、元陸軍教導団の生徒150名とともに開墾事業を始めたとのことです。このあたり一帯およそ39ヘクタールを開墾したとのこと。
西郷さんも武村の自邸からせっせと通い、生徒たちと共に鍬を持ち、昼は農業、夜は学問に励みながら、青年の教育に力を注いだようです。石碑の前のあたりに、寺山私学校(教導学校)があったようです。
2015年5月初めに、この先にある「寺山炭窯跡」を訪問した際にも、この碑の前で、西郷さんの当時の思いを偲び、感慨にふけった記憶が蘇ってきます。その時からすると、ずいぶん整地されて、歩きやすいコースになっている気がします。駐車場は、同じく手前の「寺山ふれあい公園」駐車場。ここより標識に従って、「自然遊歩道入口」から道なりに歩いていくと、目の前に「南洲翁開墾地遺跡碑」に上がる木製の階段が見えていきます。
このあたりは、明るく陽射しが入り込み、生命力みなぎる木々の枝葉が広がり、エネルギー溢れる空間です。西郷さんを偲びつつ、エネルギー充電タイムとなりました。