桜島の絶景ポイントとして人気のある、多賀山公園。
ここには、連合艦隊司令長官として日本海海戦でバルチック艦隊を撃破し、日露戦争を勝利に導いた、東郷平八郎元帥の銅像が建立されています。
西郷さんも東郷元帥も、共に、現在の鹿児島市加治屋町出身の薩摩藩士。1828年生まれの西郷さんに対し、東郷元帥は1848年生まれで、憧れの大先輩だったようです
15歳で薩英戦争に参加し、イギリス海軍の力を目の当たりにしてイギリス留学を決意。西郷さんの手助けもあり、イギリス留学が実現したとの説も伝えられています。
西郷さんが西南戦争を起こして自害したことを知った東郷元帥は、「もし私が日本に残っていたら西郷さんの下に馳せ参じていただろう」と言って、西郷の死を悼んだという逸話が残っているようです。
この地は、鹿児島港に入る艦船から真正面に見える位置にある事と、東郷元帥を海軍に進ませた薩英戦争の遺跡・砲台跡を真下に見る場所であったことから、墓所として選ばれたと言われています。
くきりと山肌が浮かび上がり、どっしりとした構えの雄大な桜島に、2人の英傑の懐の深さが伝わってくる思いでした。